おすすめ:光造形 プリンタ本体 ANYCUBIC

3DPパレット — 3Dプリンター・レーザー加工機の総合カタログ for メイカーズ

tac-lab光造形実験室おすすめのプリンターです。
光造形機を選ぶポイントとしては、大は小を兼ねないので、作りたいモデルに合わせた機種選びが重要です。

また、大型になればなるほど小さなものの印刷にも500ml以上のレジンが必要だったり、予熱に時間がかかったりします。
メンテナンスにも若干慣れとスキルが必要になる傾向があるので、今から始める!っていうかたは小型の機種をおすすめしています。

  1. Elegoo Mars4 Ultra
    2023年7月の登場以来後継機種を差し置いて、ずっとお勧め1位の座を揺るがない一台です。tac-labでもEaryBardで購入依頼主力機の一台です。内臓ストレージを持っており、このストレージが優秀なため。兄弟機のMars4と比較しても1.5倍ほど早いです。USBで運用より格段に速くなります。ChituboxSlicerのフル機能が使えるいわゆる標準機となる一台になります。
     
  2. Elegoo Saturn3 Ultra
    Mars4の兄弟機です。こちらは2023年4月に登場以来、大判機としては首位の座を揺るがない1台です。構造がシンプルかつ堅牢なため、最新機種と比較すると少し改造度はさがるものの必要十分な性能はあります。初心者にお勧めという点では大判機で少し扱いが難しいため。次点としています。
     
  3. Phrozen Sonic Mini 8KS
    光造形界隈では老舗のPhrozenから販売されている入門機です。こちらも2023年6月発売のロングセラー機です。ChituboxSlicerのフル機能が使える標準機です。Phrozenさんは独自パネルなこともあり、パネルの供給寿命が短めなのでそのあたりは注意が必要です。
     
  4. Phrozen Sonic Mighty 12k
    Miniと兄弟機となる大型中級機となります。2023年11月発売のシンプルな構成でメンテナンスもしやすいロングセラー機です。
     
  5. Phrozen Sonic Mighty Revo 16k
    2025年11月発売の最新型大判中級機となります。シンプルな構造で脱臭機やオートレベリングを備えていますが、その分高価な機械となっていしまっています。
     
  6. Elegoo Mars5 Ultra
    Mars4 Ultraの後継機種です。現状最新機種にはなるのですが、今までの光造形機と大きく構造を変えてきたり、自動調整機構を搭載してきたが故のトラブルが多いです。特にZ軸がチルト機構になったため、フィルムに対する攻撃性が上がったのか下がったのか判断が難しく剥離トラブルによる造形トラブルやフィルム寿命が縮んでいます。特殊なレジンを使用する際に微調整ができなくなりました。レジンを隙間に垂らしてしまうと一発全損コースになるので利用時には注意が必要です。
     
  7. Elegoo Saturn4 Ultra
    Mars5 Ultraと兄弟機となる最新機種です。こちらもZ軸のチルト機構のため複雑化しており、メンテナンスに気を使います。Mars5と比較しても大判機となるのでフィルム寿命が縮みがちなのとこちらもこぼすと一発全損コースなので、気を付けてフィルムに破れがないかのチェックが必要です。
     
  8. Elegoo Mars 4
    Mars4 Ultraと解像度などは一緒の兄弟機にはなるのですが内臓ストレージを持っておらず、速度が少し遅い。付属のUSBに本体Firmwareが含まれるため、抜き差しが多く破損しやすいためUSBが破損例が多いです。この場合、起動不能やエラーが発生します。
     
  9. Elegoo Saturn 3
    Saturn 3 Ultraとの兄弟機です。こちらもMars4同様USBに頼り切りのためどうしてもトラブル発生頻度が上がります。

要注意
2024年以降に発売された機種の多くは各社独自方式を取り、標準となるChituboxBasicで設定不可能なことが多いため、あまりお勧めできる状態ではないことが多いです。ここ3年に関してはモデルチェンジを繰り返しているものの独自仕様が多く使いづらくなってしまった機種や、差別化のため機能を盛りまくったりと、界隈全体が少しが迷走気味です。このため光造形界隈に限定すると最新機種ではなく、ロングセラーをおすすめする傾向が強いです

ここからは少し詳しいお話です

光造形(特にLCD/MSLA方式)3Dプリンターの造形クオリティは、総ピクセル数(解像度)、液晶サイズ(インチ数)、ピクセル密度(XY解像度/PPI)の3つの要素の相関関係によって決定されます。よく最新機種で14K!とか押されていますが、実はそこはほとんど重要じゃなかったりします。
液晶サイズが同じであれば、解像度(K数)が高くなるほどピクセル密度が細かくなり、より高精細な造形が可能になります。
逆に、解像度が同じ「8K」であっても、液晶サイズ(インチ数)が大きくなると1ピクセルあたりのサイズ(μm)も大きくなるため、ピクセル密度は低下します。

液晶サイズ(インチ) 画面解像度(K数) XY解像度(ピクセル密度) 特徴・主な用途
8.9 インチ級(中型) 4K(3840 × 2400) 50 μm Saturn 等
6インチ級(小型) 4K(2560x1620) 50 μm Mars2 Pro等
5.5インチ級(小型) 2K(2560 × 1440) 47 μm Mars等
6.6インチ級(小型) 4K(4098 × 2560) 35 μm Mars5
5.5インチ級(小型) 4K(3840 × 2160) 31.5 μm tac-lab使用品
10インチ級(中型) 8K (7680×4320) 28.5 μm Saturn2 等
10インチ級(中型) 12K (11520×5120) 19 × 24 μm Saturn 4 Ultra
10インチ級(中型) 16K (15120 × 6230) 14 × 19 μm Saturn 4 Ultra14K
7インチ級(小型) 9K (8520×4320) 18 μm Mars4、Mars4Ultra、Mars5Ultra

主要な機種の解像度とピクセル密度を並べてみましたが、パターンが変則だったり、必ずしも新しい機種のほうが高詳細ではないのです。14Kを謡っているSaturn 4 Ultra 14Kですら変則解像度を取っているため、実は3年以上前のMars4とさほど変わらないのが実情です。

この中でも得に間違って買ってほしくないため
Elegoo Mars5(無印)に関しては、最新機種にもかかわらず1世代前のMars4よりも精度が下がり、詳細設定も不可能になりましたので、Mars4UltraかMars4、Mars5Ultraを選ばれることを強くお勧めします

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