ここのところ、記事にはできていなかったのですが、陰で新たなプロジェクトへの取り組みをしています。
NanoDLPのOfficial Controler Boardを仕入れてみました。製造元は当研究室のメイン機でもあるSQ-1の製造元SUMAOPAIでの設計、製造となっているようです。
実は2か月以上まえから手に入れてはいたのですが、想像以上にこのボードが問題児で、解析に時間がかかりっていました。

個人的にも基板の設計、製造を行っている技術者としての視点ではあるのですが、ボードの質は中の下という評価です。おそらくリフローによるSMDパーツの実装の後THTの部品実装後の基板洗浄はしておらず、また、手作業で行っているだろうTHT部品のはんだも、よくある中華ラインでの作業っぽく、高温はんだでチャチャーとやっちゃった感じで、半田上がりもあまりよくない印象です。とりあえず電機が通らないようなはんだ不良はなかったのですが、イモはんだが数か所ありましたので修正しておきました。
このボード、見る人が見ればすぐわかってしまうのですがRAMPS1.4互換基板をうたっており、
Windowsに接続するとMarlin2.0.5.2のブートログが出力されていました。
ボード上に搭載されている、各ポートの動作確認を兼ねて、動作テストをしていたのですが、これがまたすごかったです。GPLライセンスなので本来は提供されないとNGなのですが回路図の提供はなし。ヘッダーファイルに関しても一切サポートしないとAliexpressの公式販売ページに記載がありました。
普通に使う分には問題ないのですが、ざざーっと目を通しただけで結構な問題点が。
- ステッピングモーター制御
- LEDコントロール PWM可能 (D8 M42 P8 S0-255でPWM制御可能)
- FANコントロール PWM可能 (D9 FAN On/Offで制御可能)
- Z+(動作せず)
- Z-Probe(RAMPS1.4に制定なし動作せず)
- TEMP-0(何故かDigitalPin13に接続 MarlinからもM42 P13 S0-255でPWMできることは確認)
- TEMP-1(何故かDigitalPin14に接続 Marlinからも利用不可)
- TEMP-BED(何故かDigitalPin15に接続 Marlinからも利用不可)
- 中央のJJピンはD4-6 D11へ接続(サーボ用? Marlinからも利用不可)
- USB-UART変換はCH340C
- Aruduinoブートローラーは搭載されていない。
- ヒーターコントロール(D10)は未結線
- 何故かモータードライバのステップ調整のジャンパが4つ。2560にも謎結線されているのGcodeからSTEP調整ができるのかな
- Fan制御用のIOとVCC5Vの出力で極性が逆(やめれ!)
TEMPピンが出ているので、期待していたのですが、結論としてこのピンから温度計測はできず。それもそのはず、回路パターン引くときにA13-15に引くべきところをD13ー15に誤配線してますね。それもA13-15には4.7Kでちゃんとプルアップされているという謎。プルアップされているところにセンサーを接続するとちゃんと華氏90度(摂氏29度)で反応していたので、使えないわけではなさそう。
公式の情報でもD8の制御以外は、Marlin 2.0.5.2のほぼデフォルトということだったのでおそらく、未使用のポートもそのまま割り付けているため、このファームウェアのままでは出ているポートもほとんどすべてが制御できませんでした。かろうじてD13のみPWMできたのですが。ボード上のLチカ用LEDに並列接続されているので、若干使いづらい始末。設計品質も、製造品質もお世辞にもほめる点のないなかなかのひどさでした。
普通には使えるんですよ?普通に原点動作とZを上下するのに限定するのであれば・・・・・・・。
想定していた拡張機能が、どれも実現不可能な現実(汗
さてどうしてくれよう・・・・・・
楽しい3Dプリンタライフを!
※改造するとメーカーのサポート等は受けられなくなる恐れがあります
ご利用は計画的に


コメント