Diffuser3DさんのMake魔改造中に判明したのですが、一般的にDRVとかA4988をTMC2208に置き換える清音化改造がSLAに限らずFDMの業界両方で流行っていますが、今回うまくいかない事例がありました。
各社のドライバがあるようなので、A4988とかTMC2208のはよく見かけるのですが、全部並んでいるのは見つからなかったため、対応表をまとめてみました。

A4988、DRV8825、TMC2208、TMC2209、ST820、LV8729当たりはサポート範囲の差はありますが、大体互換しそうです。グレーの部分は設定不可能ですので使用できません。
Hieha (SUMAOPAI) SQ-1
仕様ドライバ:LV8729
MS1:ON MS2:ON MS3:ON (1/128)
SQ1にもともとから搭載されているドライバがLV8729というドライバでステップ数も1/128となっており非常に静かなものが搭載されていたため清音化のためのドライバ変更は不要かと思います

NanoDLP側での設定も同様に、Microstepが128に設定されています。
SQ1の場合Z軸高さが100㎜のためZ-AxisHeightが100 x 128 の1280000を設定ください
当ラボでは軸高さを95mmに制限した設定例となっています。
Phrozen Shuffle 2018 (XL) パターン①
仕様ドライバ:DRV8825
MS1:ON MS2:ON MS3:ON (1/8)
↓↓↓清音化用ドライバ↓↓↓
交換用ドライバ:TMC2208
MS1:OFFMS2:OFF MS3:OFF(1/8)

こちらも、PhozenOS1.01の設定を抜き出したものなのですが、なんでこれで動いてるんでしょうか?本来であれば、Microstepが16のはずですし、リードスクリューもボールねじ一般的なものは4㎜のはずですし、そもそも軸の高さも200mmのはずなのですが・・・・。いろいろと突っ込みどころがありますがそっとしておきます。

普通に設定するならこうなるはずなんですけどね・・・・・。
注意:ドライバ交換時にはステッピングモーターの配線を入れ替える必要があります。
ボード上のドライバ設定のジャンパを変更する必要があります。
Phrozen Make XL

こちらも、PhozenOS1.01の設定を抜き出したものなのですが、なんでこれで動いてるんでしょうか?
こちらはステップ数はあってる分少しまともなんですがね・・・・・ほんとにあってるのでしょうか?
Makeの場合、DRV8825にMS1-3にすべてジャンパが刺さった1/32設定のようなのですが、この場合、TMC2208では1/32を選択できないため、TMC2209を使用してMS2をジャンパ状態にする必要があるようです。
Suffle2018の場合はDRV8825にMS1,MS2ジャンパの1/16設定だったということなので、ジャンパをすべて取り払う必要があるようです。
AnyCubicのA4988を何も考えずコネクタ反転うごいたのって、もともとがMS1-2-3ともにジャンパ状態の1/16動作だったのでしょうかね。
何も考えずにやっちゃだめですね。あらかじめちゃんとデータシートは読みましょう知らないって怖い^^;
楽しい3Dプリンタライフを!
※改造するとメーカーのサポート等は受けられなくなる恐れがあります
ご利用は計画的に
コメント
ドライバ別ボードのジャンパーピン対応表!
理解できました。助かったありがとう
私はDRV8825で1/16設定の物をTMC2208に変更予定です。