初めに
Phrozenをはじめとした、NanoDLPをベースとしたプリンターのHMIの多くはNEXTIONの中華圏内専用使用となっているTJCHMIという特殊なHMIが採用されています。このHMIはおそらく新線のエコシステムが生んだひずみのような製品で、NEXTIONをコピーした企業がほぼ同じものを同じ仕様で作ってしまった製品のようです。おそらく大きな問題であったのだろうことが予想され。中華圏でのみの販売となっており他国では流通させないという紳士協定があるようです。プログラムを作成するツールも中国語のみとなっており、他国では入手することもできないものです。
NX4832T035_11とTJC4832T035_11


実際に二つ並べてみると本当によく似ているのがわかると思います。型番も先頭のメーカコード以外全く一緒で、全くのコピー品だというのがわかる通りです。
たまたま手元にあったものはつい最近改版された後のものなので、基盤レイアウトは少し異なっていますが、以前はレイアウトまで全く同じものでした。
互換性の問題
この双子のような2機種なのですが、実際のところ書き込みするソフトは互換性はなくNEXTION用はNEXTION専用、TJC用はTJC専用となっており、それぞれ互換することはできません
NanoDLPのようにNEXTION用のみとなっており、TJCに対応していない場合、標準についてきたTJCを使うことはできず、仕方なく$50のNEXTION HMIを再購入する必要がありました。
メーカーもこの部分のファームウェアは公開してくれず、HMIを部品で再購入してくれといわれます。補修部品として購入すると$30だそうです。
じゃあどうするか
いろいろあって、TJCで動くNanoDLPのHMIバイナリを用意しました。


ものすごい代り映えのしない絵面になっていますが左が現在作っているShuffle2Kで、TJCHMIです。
右は、以前から本格稼働しているShuffle4Kで、NEXTIONHMIに入れ替えて使用しています、
一般配布についてはライセンス的にできなさそうですので、
個人的にTwitterのDMいただければ書き換えサービスを受付する予定です。手持ちのものを送っていただいて、書き換えて返送するリビルド方式の予定です。
自分でやってみたいと思う人はこのページどこかにヒントだけ置いておくので探してみてくださいね。
<font color="white">TFTTool</font>
楽しい3Dプリンタライフを!
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ご利用は計画的に
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